福祉用具専門相談員は、介護が必要な高齢者が使用することで、生活の質を向上させることができる福祉用具について熟知している専門職です。用具の説明や選ぶ時に適切なアドバイスを行うのが仕事です。
この福祉用具専門相談員の資格を取ることで、いろいろなメリットを得られます。まず難易度は低く、しかも短期間で取得できる点が挙げられます。介護関係の資格はいろいろありますが、中でもこの資格は難易度が低く合格率もほぼ100パーセントです。
さらに学歴は関係ありませんし、他の資格を持っていないと試験が受けられないこともありません。また、勉強も約50時間程度なので、1週間もあれば専門的な知識を学ぶことができ、すぐに資格を取得できることも大きな魅力です。
他にも、資格を取得することで、介護業界への就職がしやすくなるというのも大きなメリットとして挙げられます。何故なら福祉用具の販売や貸与店では、福祉用具専門相談員を配置する事が義務付けられているからです。そのためこの資格を持っていればかなり採用に有利になります。
それから、福祉用具を販売や貸与する時の商品説明時に説得力が増すこともメリットです。福祉用具専門相談員として働くと、介護が必要な高齢者やその家族に対して商品の説明をすることになります。その際に専門的な知識がないと、ただ説明書を読むだけになってしまい、相手も分かりづらいです。
しかし福祉用具専門相談員の資格を持っていれば、何に困っているのかを聞きながら、分かりやすく商品を勧めたり説明できるので、相手に信頼されやすいというのもメリットです。